2024年12月:
アサヒグループ大山崎山荘美術館に行って来た。関西の実業家が、建物や庭園の設計にこだわって建てた別荘なので、きっと植物にもこだわっただろうし、紅葉の穴場スポットかもしれないという期待感があった。
入り口は石造りのトンネルで、その先は紅葉のトンネルが続いていた。現在は美術館になっている山荘までの道すがら、紅葉を楽しんだ。
美術館では、アンドリュー・ワイエスというアメリカ人画家の展示会が催されていた。アメリカの雄大さと荒涼とした雰囲気を感じさせるような絵だった。館内は撮影禁止であった。
また、この美術館の地下には、クロード・モネの絵が複数展示されていた。やわらかい色合いで、自然に瞼に溶け込んでくるような素敵な絵だった。モネの絵を間近で見られただけでもうれしい誤算だったが、館内には美術品が多数展示され、建築や調度品も芸術的で、建物に使われている木材や石材も立派だった。
美術館を出た後は庭園を散策した。池が庭園の美しさを引き立てていた。モネをイメージした睡蓮の池もあった。すべてが芸術的で洗練された場所だった。蓮の咲く頃にまた来てみたいと思った。