2016年8月：
2016年8月にアメリカのアリゾナ州とユタ州に広がるグランドサークルを4日間で周遊してきた。2つの州とその中にあるナバホ・ネイションはタイムゾーンが異なるので、旅行計画を立てる際には気を付ける必要があった。
旅程
1日目：ﾀﾞﾗｽ･ﾌｫｰﾄﾜｰｽ国際空港～ﾌﾗｯｸﾞｽﾀｯﾌ･ﾊﾟﾘｱﾑ空港～ウィリアムズ
2日目：グランド・キャニオン～ホースシュー・ベンド～ペイジ
3日目：アンテロープ・キャニオン～モニュメント・バレー～カエンタ
4日目：化石の森国立公園～ ﾌﾗｯｸﾞｽﾀｯﾌ･ﾊﾟﾘｱﾑ空港～ ﾀﾞﾗｽ･ﾌｫｰﾄﾜｰｽ国際空港
1日目：8月12日（金）
ダラス・フォートワース国際空港を発ち、フェニックス・スカイハーバー国際空港を経由して、フラッグスタッフ・パリアム空港に到着後、ウィリアムズ（Williams）へ移動した。
レンタカーでウィリアムズへ行き、グランド・キャニオン・レールウェイ・ホテル・ウィリアムズ（Grand Canyon Railway Hotel Williams）にチェックインした。グランド・キャニオン鉄道駅に併設する便利なホテルだった。
夕食はウィリアムズの街のサウス・リムズ・ワイン＆ビーア・ガレージ（South Rims Wine & Beer Garage）で夕日を見ながらとり、その後街を散策した。
13:20 ダラス・フォートワース空港発
16:13 フラッグスタッフ・パリアム空港着
17:30 ホテル着
18:30 夕食
2日目：8月13日（土）
グランド・キャニオン（Grand Canyon)を観光した後、ホース・シューベンド（Horseshoe Bend）に寄り、ページ（Page）へ移動した。
グランド・キャニオン・ビジター・センターに着くと、カフェで朝食を買い、マーサ・ポイント（Mather Point）でグランド・キャニオンを眺めながら食べた。
その後、無料のシャトルバスでサウス・カイバブ・トレイルヘッドへ移動した。このトレイルを2時間半で行けるところまで行って引き返すことにした。
シーダー・リッジで休憩をした。
途中、何度かミュール・ツアーの列とすれ違った。
スケルトン・ポイントに到着した。ここまで来ると観光客はほとんどいなかった。遠くにコロラド川も見えて素晴らしい眺めだった。
ここで引き返すことにした。行きは下りなので楽だったが帰りは上りになる。サウス・カイバブ・トレイルは、日影がほとんどなく周囲の岩が熱せられているので、上りはかなりきつかった。
その後、車でビューポイントをいくつか回り、ホースシュー・ベンドへ移動した。
コートヤード・バイ・マリオット・ペイジ・アット・レイク・パウエル（Courtyard by Marriott Page at Lake Powell）にチェックインをして、夕食はビッグ・ジョーンズ・テキサス・BBQ（Big John’s Texas BBQ）で食べた。翌日はナバホ・ネイションに入るので、就寝前に腕時計の針を1時間進ませておいた。
07:00 グランド・キャニオン・ビジター・センター
08:00 マーサ・ポイント
09:00 サウス・カイバブ・トレイルでハイキング開始
10:00 シーダー・リッジ・ポイント
11:00 スケルトン・ポイント
14:15 ハイキング終了
19:00 ホースシュー・ベンド
19:30 ホテルにチェックイン
20:00 夕食
3日目：8月14日（日）
アンテロープ・キャニオンの二つのツアーに参加した後、モニュメント・バレーへ移動しツアーに参加した。ツアーは全て旅行前に予約しておいた。
ホテルをチェックアウトすると、アンテロープ・キャニオンのアッパー・ツアーの受付へ向かった。ツアーガイドはナバホ族の女性で、ジープに乗り込み渓谷の入り口まで未舗装道路を走った。
アッパー・アンテロープ・キャニオンは地上の渓谷なので歩きやすかった。
日光が渓谷の隙間から塵を照らしていて、所々にある光の筋が綺麗だった。
アッパー・ツアーが終わるとロウアー・ツアーの受付へ移動した。とても混雑していて、予約時間を1時間近く過ぎたころようやく渓谷に入れた。地下渓谷なので梯子を下りたり上ったりした。日光が真上から差し込む時間帯だったので、渓谷の中はとても綺麗に照らされていた。
ロウアー・ツアーが長引いてしまったので、昼食を取らずに次の目的地へ急いだ。
モニュメント・バレーは自分で運転して観光することもできるが、私有地扱いでレンタカーの保険が適用されないようなのでツアーを予約しておいた。
ツアー終了後、モニュメント・バレー・ビューへ行き日没を待った。
ハンプトン・イン・カエンタ（Hampton Inn Kayenta）にチェックインをして、夕食は施設内のレストランでとった。揚げパンやシチューなどのナバホ料理を注文した。ここはナバホ・ネイションの中なので飲酒は禁止されていたが、ノンアルコールのビールやモヒートが置いてあった。
08:30 アッパー・ツアー開始
10:00 ツアー終了
11:30 ロウアー・ツアー開始
13:00 ツアー終了
16:00 モニュメント・バレーのツアー開始
19:30 ツアー終了
20:00 モニュメント・バレーの日没
21:00 ホテルにチェックイン
22:30 夕食
4日目：8月15日（月）
化石の森国立公園（Petrified Forest National Park）を観光して、フラッグスタッフ・パリアム空港から帰路に就いた。
ホテルをチェックアウトして化石の森国立公園へ向かった。タイムゾーンが変わるので、前夜に時計を1時間遅らせておいた。国立公園の北口から入り、ペインテッド砂漠を見た。
国立公園は不思議な景色に富んいてドライブ中も飽きることがなかった。公園中央部のブルー・メサに立ち寄った。トレイルを歩く時間はなかった。
クリスタル・フォレストに立ち寄りショート・トレイルを歩いた。宝石のような珪化木（化石化した木）がいたるところに転がっていた。
公園南口のジャイアント・ログズに立ち寄りショート・トレイルを歩いた。公園で最も大きい丸太の化石、オールド・フェイスフルがあった。
午後1時までにフラッグスタッフ・パリアム空港に着かなければならなかったので、午前中に国立公園を出た。
06:30 ホテルをチェックアウト
09:45 化石の森国立公園出着、ペインテッド砂漠
10:30 ブルー・メサ
10:50 クリスタル・フォレスト
11:00 ジャイアント・ログズ
11:15 化石の森国立公園出発
15:00 フラッグスタッフ・パリアム空港発
21:08 ダラス・フォートワース空港着
感想
グランド・サークルは広大で見どころがたくさんあるので、4日間という滞在期間はあまりにも短かかった。訪問した場所はいづれも独特な世界で、毎日が新鮮だった。
グランド・キャニオンでは、鮮やかな色をした巨大な渓谷に圧倒された。次の機会があれば、日の出や日没を見たり、谷底まで歩きたいと思う。
アンテロープ・キャニオンは、太陽のエネルギーを感じられる不思議な場所だった。太陽が真上から差し込む時間帯のツアーは事前予約が必須だと思った。
モニュメント・バレーのツアーでは、ナバホ族のガイドの歌が聞けた。しかし、思うように歩き回ることができなかったので、次の機会があれば、SUV車などオフロード向きの車を借りて自分で運転したいと思う。
化石の森国立公園は、ペインテッド砂漠の赤い景色や、ブルー・メサの青白い風景、珪化木が転がる荒涼とした眺めなど、一つの公園の中にいくつもの顔があって飽きることがなかった。
