アラスカのチナ温泉リゾートでオーロラ鑑賞

2016年12月:

 

2016年12月、アメリカ、アラスカ州のチナ温泉リゾートでオーロラ鑑賞をした。

 

旅程
1日目:ダラス・フォートワース国際空港~フェアバンクス国際空港~チナ温泉リゾート
2日目:チナ温泉リゾートでオーロラ鑑賞
3日目:チナ温泉リゾートでオーロラ鑑賞
4日目:チナ温泉リゾート~フェアバンクス国際空港~ダラス・フォートワース国際空港

 

1日目:12月2日(金)
出張で飛行機に乗りなれた夫は、出発前に家でのんびりテレビを見ていたのだが、いざ空港に着いてみるとすでに荷物のチェックインが終わっていた。慌てて次の航空便を予約し、宿泊地に予定変更の連絡を入れた。いつもの出張とは勝手が違ったのだろうが余計な手間が増えた。予定より3時間遅れでダラス・フォートワース国際空港を発ち、シアトル・タコマ国際空港で乗り換えた。

 

2日目:12月3日(土)
フェアバンクス国際空港には午前3時ごろ到着した。リゾートの有料送迎サービスを予約していたのだが、飛行機に乗り遅れたことで営業時間外となりキャンセルになった。真夜中なのでタクシーはほとんど走っていなかったが運よく見つけることができた。チナ温泉リゾートには早朝5時ごろ到着した。

チェックインをすると仮眠をとった。朝食後オフィスの案内板を見に行くと、オーロラ観測レベル2、最高気温は摂氏マイナス21度、最低気温はマイナス31度だった。外は少し歩いただけでも凍えるような寒さで、防寒用のコート、ズボン、ブーツセット(1人1日30ドル)を借りた。

昼間はリゾートのアクティビティで時間をつぶした。

まず温泉に入った。男女別更衣室で水着に着替え、室内プールを通り抜けて屋根付き通路を歩いていくと岩風呂があった。マイナス31度なので髪や顔の毛は凍ってしまった。温泉から出た後の屋根付き通路はとても寒いので急いで室内プールまで戻らなければならなかった。

チナ温泉
チナ温泉

その後、予約していたアイス・ミュージアム(1人15ドル)に行った。ゴシック様式のミュージアムの中には氷の彫刻が並びライトアップされていた。アイスバーで氷のグラスに注がれたアップルマティーニ(1杯15ドル)を飲んだ。

オーロラ・アイス・ミュージアム
アイスバー

その後、犬舎ツアー(1人20ドル)に参加した。最初に室内でマッシャーによる犬ぞりの説明を聞きながら、訓練中のシベリアンハスキーの子犬と触れ合った。

訓練中の子犬

外はシベリアンハスキーの犬小屋でいっぱいだった。マイナス31度の中でもとても元気で、寒さに強い犬種なのだなと思った。

ツアー終了時間まで犬たちと触れ合えた。人懐こい犬もいれば人見知りの犬もいた。とにかく癒されるのでお勧めのツアーだ。

シベリアンハスキー
シベリアンハスキー

夕食をとり午後11時ごろまで仮眠した。リゾートの説明には、午後11時から午前3時ごろまでの間を30分から1時間おきに空をチェックすると良いと書いてあった。

オーロラは午前12時ごろ見え始めた。最初、カメラの設定が白黒になっていたのだがすぐには気づかなかった。肉眼では白くてモヤっとしたものが見えていたので、そういうものなのだろうと思ったからだ。

夫がカメラの設定に気づき、室内待機場所のオーロラ・カフェで設定し直した。今度はうまく撮れた。白くてモヤっとしたものは緑色のオーロラだった。この日は3時半ごろまで撮影をして切り上げた。

10:00 朝食
11:00 温泉入浴
13:00 オーロラ・アイス・ミュージアム
15:00 犬舎ツアー
17:30 夕食
23:00 オーロラ観測開始
03:15 オーロラ観測終了

 

3日目:12月4日(日)
朝一番、温泉に入った。

チナ温泉(音声有)

朝食後オフィスの案内板を見に行くと、オーロラ観測レベル2、最高気温は摂氏マイナス24度、最低気温はマイナス36度だった。

昼間はクロス・カントリー・スキー(1人1日25ドル)をレンタルして周辺散策をした。平らなコースをスキーで歩くのは思いのほか疲れた。

この日もオーロラは午前12時ごろ現れた。前日よりも光が弱いのかぼんやりした写真になってしまった。カメラの設定も合っていないのだろう。

09:00 温泉入浴
10:00 朝食
13:00 クロス・カントリー・スキー開始
17:00 クロス・カントリー・スキー終了
17:30 夕食
00:00 オーロラ観測開始
03:00  オーロラ観測終了

 

4日目:12月5日(月)
朝、オフィスで防寒セットを返しがてら案内板を見ると、オーロラ観測レベル2、最高気温は摂氏マイナス25度、最低気温はマイナス33度だった。

12時発の送迎車でフェアバンクスまで移動した。夕方のフライトまで時間があったので街のすし屋で食事をした。

 

感想
オーロラは、雲さえなければ弱い光ながらも現れていた。

オーロラ観測レベルが高ければ肉眼でも見えるのかもしれないが、私たちが滞在した時は高感度カメラと三脚がなければとらえることはできなかった。滞在客の中にはオーロラ撮影に適したカメラを持っていない人もいたので、私たちが撮った写真を見せてあげたり、撮影を頼まれて後日メールで送ってあげたりした。私たちは最低限のカメラと三脚は持っていったが、勉強不足でうまく設定ができなかったし、オーロラを撮るにはやはり物足りない機材だったと思う。

オーロラは夜すぐに現れるわけではないので、時間潰しのアイテムも持っていけば良かったと思う。

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