2022年6月:
灘の日本酒の酒蔵をバスツアーで巡って来た。灘は良質な水と冬の寒気が酒造りに適していることから、日本有数の酒どころとして知られている。以前から行きたいと思っていたが、酒蔵同士が比較的広範囲に散らばっているのでなかなか機会がなかった。バスツアーは効率的に移動してくれるし、試飲もできるので参加してよかった。
最初に訪れたのは沢の鶴資料館。昔酒蔵だった資料館は、兵庫県「重要有形民俗文化財」の指定を受けている。阪神・淡路大震災で全壊した後も、木材を再利用して再建して昔の雰囲気を残していた。スタッフの酒造りの工程説明を聞いた後、資料館の展示物を自由に見て回り、2種類のお酒を試飲した。うち1種類はこの酒蔵でしか飲めない火入れ前の生原酒で、フレッシュだが複雑な味わいだった。お土産に同じお酒で火入れしたものを購入した。
次に白鶴酒造資料館へ行った。音声ガイダンスが設置された展示エリアを自由に見て回った。きき酒コーナーには複数の無料のお酒と、お猪口一杯500円の高級純米原酒が2種類あった。お土産には日本酒の古酒を買ってみた。
最後は菊正宗酒造記念館だった。国指定重要有形民俗文化財である「灘の酒造用具」が一つの部屋に工程順に展示されていて、それを見て歩きながらスタッフがとても丁寧で分かりやすい説明をしてくれた。唎酒コーナーでは無料のお酒や少し高価な生原酒が飲めた。
灘の酒蔵巡りの後はすしざんまいのランチもついた、短時間だがとても充実したツアーだった。
10:00 集合
10:15 沢の鶴資料館
11:05 白鶴酒造資料館
11:45 菊正宗酒造記念館
13:30 すしざんまい