2021年12月:
Googleマップで猫猫寺という面白い名前のお寺を見つけたので行ってきた。私が思い描いていたお寺とは違ったが、良い意味で期待を裏切られた。その後、修学院離宮の参観ツアーに参加した。
叡山電鉄八瀬比叡山口で下車し、少し歩いた場所にある八瀬もみじの小径へ向かった。例年12月上旬ごろまで紅葉が見られるので多少紅葉が残っているのではと行ってみたが、12月中旬過ぎだったので残念ながら完全に散っていた。
その後、猫猫寺へ向かった。私はたくさんの猫がいるお寺を想像していたのだが、入り口を見てお寺ではないとわかった。
ならば猫喫茶だろうかと思ったが、中に入るとそれも違うことがわかった。
ここはどういった場所なのだろうと思いながら次の部屋へ進むと、見習い猫住職の小夏(こなつ)ちゃんがいた。猫住職は、猫猫寺に住む猫ちゃんと、オーナーにスカウトされた近所に住む住職向き猫ちゃんがいるそうだ。
小夏ちゃんがいた部屋の奥はギャラリーになっていた。どうやらここは猫好き芸術家一家が経営するギャラリーらしい。特に息子の雅乃さんはフランスの美術展で最年少受賞を果たしたほどの実力で、ギャラリーには雅乃さんの絵画が展示されていた。ほとんどが非売品だったが、高額で販売されている絵画もあった。個人的に好きな画風なので、余裕があれば欲しいと思うような絵画だった。
他の部屋も襖絵や天井画、フェルト製の猫の置物など猫アートでいっぱいだった。
猫好きにはたまらない猫アートの土産物もたくさんあった。
その後バスで移動し、修学院離宮へ行った。私たちは現地の当日受付でツアーに参加したが、人数制限があるので事前予約の方が確実そうだった。
17世紀に後水尾上皇によって造営された修学院離宮には上・中・下3つの離宮(御茶屋)がある。各離宮の間ある松並木や水田畑地、周囲の借景が雄大な自然の景観を織りなしていた。1時間程度のツアーで、撮影は自由だったが、ゆっくり記念撮影をしている時間はなかった。最初に下離宮へ行った。
松並木を通って下離宮から中離宮へ移動した。各離宮はかつて馬車道だった松並木でつながっていた。
松並木を通って上離宮へ移動した。松並木の向こうには田畑が広がっていた。
上離宮は浴龍池を一周する回遊式庭園だった。頂上に建つ隣雲亭は工事中で見られなかったが、風景のみに集中できるようにしたかったのか、一切装飾がない造りの茶屋だそうだ。
この日は風と曇り空のせいで池に風景が反射していなかったが、条件がそろえば空中庭園のように見えるのだそうだ。
11:45 叡山電鉄八瀬叡山口
12:10 猫猫寺(拝観料500円/大人)
13:30 修学院離宮ツアー開始(参観料無料)
14:30 ツアー終了